家賃上昇トレンドに乗るには? ーデータで読み解く「値上げの実態」と旧耐震物件の活かし方
長らく「家賃は築年数とともに下がっていくもの」と考えられてきました。
新築時がピークで、あとは年数が経つにつれて下がっていく――賃貸経営における常識でした。
しかし、今はその常識が揺らいでいます。首都圏や地方都市の中心部では家賃が上昇し、全国的にも「賃料は下がるもの」という固定観念が崩れ始めています。
背景には、不動産価格の高騰、建設コストや人件費の上昇、エネルギー費用の負担増、新築供給の減少など、複数の要因があります。
オーナーにとっては収益改善のチャンスですが、ただ「値上げ」するだけでは入居者はついてきません。立地・物件の魅力・そして安全性(耐震性)が今後の家賃水準を左右する大きな要素です。
1. なぜ今、家賃は上がっているのか
不動産価格の上昇
国土交通省が発表する「不動産価格指数」によれば、2010年を100とした場合、2025年には住宅総合が220を超え、マンション価格は250に迫っています。
わずか15年で2倍以上という急激な上昇で、購入コストの高騰はそのまま家賃にも波及しています。
運営コストの増大
建築資材や職人の人件費、光熱費や修繕費――賃貸経営にかかるコストは年々膨らんでいます。
特に築古物件では修繕の頻度が高く、従来の家賃水準では収益が圧迫されやすい状況です。
供給減少と需給バランスの変化
人口減少が進む一方で都市部への人口集中は続き、良質な賃貸住宅は不足しています。
新築供給の減少と需要の強さが相まって、賃料は上昇しやすい環境になっています。

2. 家賃が上がる物件と、上がりにくい物件
家賃上昇トレンドは一律ではありません。
• 家賃が上がりやすい物件
・駅近や再開発が進むエリアに立地する物件
・耐震診断や改修が行われ、
安全性が明示されている物件
・宅配ボックスやインターネット無料化など、
現代のライフスタイルに適応した設備を備える物件
• 家賃が上がりにくい物件
・築年数が古く、耐震診断も未実施の物件
・競合物件が多く差別化できないエリアの物件
・交通利便性や生活利便性に欠ける立地の物件
特に注目すべきは1981年以前に建築された「旧耐震基準」の物件です。
耐震性への不安は、入居者にとって大きなマイナス要素となり、家賃を押し下げる原因になります。

3. 家賃値上げを実現するための実践ポイント
1. 相場をデータで把握する
地域ごとの家賃相場や成約事例を確認し、自物件の立ち位置を把握しましょう。
根拠ある家賃設定が入居者の納得を得る第一歩です。
2. 入居者が納得する改善を行う
インテリアの刷新、セキュリティ設備の導入、インターネット環境の整備など、日常生活に直結する改善が効果的です。
さらに「耐震補強済み」と示せることは、他物件との差別化に直結します。
3. ターゲット層に応じた戦略
学生向けならWi-Fi完備、単身者ならセキュリティ、ファミリーなら収納や子育て環境――ターゲットに応じた付加価値を意識しましょう。
4. 長期的な経営視点を持つ
一時的な空室を恐れて値上げを見送るよりも、改善を伴った値上げの方が長期的に安定した賃貸経営につながります。

まとめ
家賃上昇トレンドは、賃貸オーナーにとって収益改善の絶好のタイミングです。しかし、根拠のない値上げは入居者の不信を招きます。
• 相場を把握し
• 入居者が納得できる改善を行い
• 旧耐震物件では「1981+」で情報を得て、「REDO」で安全性と魅力をプラスする
この流れを実践することで、古い建物でも「選ばれる物件」に変えることができます。
“築古だからこそ、安心と魅力を加えて再生する”。
それこそが、家賃アップと資産価値向上を両立させる新しい賃貸経営の形です。
耐震のプロ、キーマンが提供する「1981+」と「REDO」によるアプローチ
1981+とは
「1981+」は、旧耐震基準の不動産に特化した売買情報サイトです。
築古物件を正しく評価し、リスクを把握したうえで売買するためのプラットフォームとして機能します。
オーナーや投資家は、ここで物件の情報を収集し、今後の活用方針を検討できます。
REDOとは
一方で「REDO」は、耐震補強やリノベーションを通じて古い建物を再生させるプロジェクトです。
「古いから価値が低い」のではなく、安全性を確保し、新しい付加価値を加えることで資産価値を高める――それがREDOの考え方です。
つまり、
• 1981+で旧耐震物件を正しく見極める
• REDOで補強・改修を行い、再生させる
という二段構えが、築古物件を収益力のある資産に変える現実的な手段といえます。
1981+・REDOのご案内
「1981+」も「REDO」も、耐震補強30年以上の実績を持つ 耐震のプロ・キーマン が運営しています。
旧耐震物件の情報収集から、耐震診断・補強設計・リノベーション・再生まで、ワンストップでサポートいたします。
• 旧耐震不動産の情報サイト 👉 1981+
• 耐震補強・リノベーション再生プロジェクト 👉 REDO
お気軽にお問い合わせください。
株式会社キーマン 1981+運営事務局
TEL:03-6271-0048
MAIL:info@1981plus.jp