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コンクリートの寿命を知って、賢く資産運用!融資を受けるための耐用年数評価とは?

古い建物を所有・購入する際に、建物がどれくらいの期間使用できるかを知ることは非常に重要です。特に、今後の補修計画や資産運用を考える場合、耐久性の評価が欠かせません。そこで、今回は建物の実際の寿命を正確に把握し、資産価値の維持や融資判断に役立つ「耐用年数評価」をご紹介します!

1.耐用年数評価とは?

耐用年数評価は、コンクリートのコアを採取し、強度や劣化具合を診断することで、建物がどれくらいの期間使用可能かを科学的に評価します。これにより、建て替えか改修かの判断が可能となり、今後の補修計画の立案に役立ちます。また、耐震性とは別の観点で、建物の寿命を正確に把握できる点が強みです。

2. 法定耐用年数との違いと融資に役立つ理由

法定耐用年数は税制上の基準に基づいており、実際の建物の状態を反映していません。しかし、耐用年数評価では、建物の実際の寿命を把握できるため、融資の判断材料として非常に重要です。評価結果があることで、古い建物でも資産価値が証明され、金融機関からの融資が受けやすくなります。

3.補強案の見直しにも使える!

「耐用年数評価」と「耐震性まるわかりくん」を併用することで、建物の寿命と補強費用の両方を同時に把握できます。耐用年数評価で建物の寿命を知り、耐震性まるわかりくんで補強費用を明確にすることで、旧耐震物件特有の不明点を解消し、より安心して取引や資産計画が可能になります。両者のデータを組み合わせることで、資産価値の向上と計画立案がスムーズに行えます。この併用により、購入者や所有者にとっての安心感が大きく向上します。

まとめ

耐用年数評価は、建物の寿命を把握することで、補修や改修の計画をより明確に立てられるため、非常に役立つ診断です。
特に融資を検討している場合、融資判断のための有効な情報として金融機関に評価データの提示が可能です。
また、耐震性まるわかりくんと併用することで、建物の寿命と補強費用を総合的に把握でき、工事の予算計画や建物の運用計画が立てやすくなります。先が見えるようになることで特に旧耐震物件の購入希望者は大きな安心感が得られ、売買が進みやすくなるでしょう。ぜひ、各種診断サービスの活用を検討してみてください!

文/T.H(1981+運営事務局)